帝都メディカルクリニック西新井駅前院

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  • 帝都メディカルクリニック院長|藤田将英

熱中症とその対策について

最終更新: 2018年8月3日


熱中症対策に十分な休息と水分を摂取しましょう。(画像はイメージ)

みなさんこんにちは、院長の藤田です。

少し遅くなりましたが、西日本の洪水被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。


さて、連日猛暑が続いていますね。今年熱中症で救急搬送された方は、なんと全国で2000人を超えたそうです!恐ろしい暑さですね。


今日は、熱中症とその対策について記事にしたいと思います。


日本救急医学会発行の「熱中症診療ガイドライン2015」によると、熱中症の定義は以下のようになります。


熱中症とは「暑熱環境における身体適応の 障害によって起こる状態の総称」である。すなわち 「暑熱による諸症状を呈するもの」のうちで、他の 原因疾患を除外したものを熱中症と診断する


つまり、暑さによって何らかの症状(めまい、頭痛、嘔吐、だるさなど)を呈した状態で、他に症状の原因(感染症、悪性症候群、甲状腺クリーゼなど)になるものが無いものを熱中症と診断します。


症状に応じて以下のように分類されます。


Ⅰ度(応急処置と見守り)

症状:めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、こむら返り、意識障害なし

対応:冷所での安静、体表冷却、経口的に水分とナトリウムの補給


Ⅱ度(医療機関へ)

症状:頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力・判断力の低下

対応:体温管理、安静、十分な水分とナトリウムの補給(必要に応じて点滴)


Ⅲ度(入院加療)

症状:意識障害、肝臓・腎臓機能低下、血液凝固異常

対応:体温管理、呼吸・循環管理、DIC治療


まずは意識障害があるかないかで判断し、あれば救急搬送が必要です。また初期には症状が軽くても、後に悪化してくることもあるので、頭痛やだるさがあれば医療機関への受診がおすすめです。


熱中症の予防・治療には何を飲めばいいか?について「熱中症診療ガイドライン2015」では、


塩 分 と 水 分 の 両 者 を 適 切 に 含 ん だ も の (0.1~0.2% の食塩水)が推奨される。現実的 には市販の経口補水液が望ましい。


としています。具体的には、


我が国では経口補水液 オーエスワン® (OS-1: 大塚製薬工場)が普及している。下痢や嘔吐などの症状を認めていても水分や電 解質の吸収力を高める特性がある。推奨されている 飲 水 量 は 高 齢 者 を 含 む 学 童 か ら 成 人 が 500 ~ 1,000mL /日、幼児が 300 ~ 600mL /日、乳児が 体重 1kg 当たり 30 ~ 50mL /日を目安としている。


通常の水分・電解質補給であれば市販のスポーツドリンクで十分である


厳密には予防という観点からはスポーツドリンクでの頻回な飲水でも問題ないが、スポーツドリンクは塩分量が少なく、糖分が多いことを認識しておく必要がある


また、梅昆布茶や味噌汁などもミネラル、塩分が豊富に含まれており熱中症の予防に有効と考えられる。


とのことです。スポーツドリンクは糖分の問題が要注意(特に糖尿病の方)ということと、昆布茶や味噌汁が良いというのは意外ですね。


ということで、熱中症ガイドラインで述べられている熱中症対策について今日は記事にしました。


気温が35度を超える場合は屋外(屋内でも暑い場合は)での活動を避け、安全に夏を乗り越えていきましょう!


#熱中症 #対策 #オーエスワン